2026年6月16日
2026年6月16日

SPECS 拡張現実スマートグラスのご紹介

私たちは、AI アシスタントや仕事に役立つツール、エンターテインメント、そして共有体験を現実世界に取り込むために SPECS を開発しました。人々がその瞬間に集中しながら、創造し、つながり、学び、さまざまなことを成し遂げられるようにするためです。

本日、Augmented World Expo 2026 において、私たちは新しい拡張現実グラスである SPECS を発表しました。

Snap を創業した当初から、私たちはテクノロジーが人々のつながりをより深める力になると信じていました。そして時を重ねる中で、その信念が私たちを拡張現実へと導きました。10 年以上にわたり、私たちは、人間と同じように世界を理解できるコンピューターの未来を目指して取り組んできました。それは、テキストやタップだけでなく、視覚、音声、動き、そして状況の文脈を通じて世界を理解するコンピューターです。

コンピューターは、より小さく、より高性能になり、よりパーソナルな存在へと進化してきました。かつて部屋いっぱいの空間を占めていたものが、今ではポケットに収まるようになりました。しかし、コンピューターの能力が向上するにつれて、私たちの注意をより多く求めるようにもなりました。私たちは、一緒にいる人や訪れている場所、学ぼうとしていることに目を向ける代わりに、画面を見下ろしていることが少なくありません。

私たちは、テクノロジーにはもっとできることがあると考えています。本当に優れたテクノロジーとは、必要なときにはそっと支え、必要でないときには意識されない存在であるべきだと、私たちは信じています。だからこそ、私たちは SPECS を開発しました。

SPECS は、コンピューティングを私たちの身の回りの世界へと広げます。その瞬間から意識をそらすのではなく、周囲の人々や場所とのつながりを保ちながら、情報やエンターテインメント、さまざまなサポートにアクセスできるようにします。私たちは、拡張現実こそが最も自然なコンピューターの使い方だと考えています。なぜなら、人々がもともと世界を体験している方法、つまり視覚的で、社会的で、そして三次元的な体験のあり方に沿っているからです。


日常のために設計


コンピューターを一組のメガネに収めることは、非常に困難な挑戦です。私たちの目標は当初からシンプルでした。拡張現実に十分な性能を備えながら、何時間でも快適に装着できる軽さを実現することです。

現在のデバイスには、多くの場合トレードオフが伴います。AI グラスは軽量である一方で機能に限りがあり、ヘッドセットは高性能である一方で、閉鎖的で扱いにくく感じられることがあります。私たちは、それとは異なるものを作りたいと考えました。

SPECS は完全なスタンドアロン設計を採用しており、外部パックやケーブル接続は必要ありません。高性能なスイス製 TR90 ポリマーを採用し、2 つのサイズを用意しています。47 mm モデルの重量はわずか 132 グラム、52 mm モデルは 136 グラムです。取り外し可能なインサートにより、幅広い度数のレンズに対応しています。

ディスプレイシステムには、独自開発の Liquid Crystal on Silicon(LCoS)技術を採用し、51 度の視野角と 1,600 万色の表示を実現しています。その結果、作業時には 24 インチのデスクトップモニターのように、映画鑑賞時には約 10 フィート先に設置された 115 インチのホームシアタースクリーンのように感じられる、大画面で鮮やかな表示体験を提供します。

私たちはまた、導波路技術を一から見直し、周囲の世界をより鮮明かつシームレスに見渡せるようにしました。新しい導波路には、目に見えないほど微細なナノ構造が数十億個使用されています。そのサイズは非常に小さく、1 本の髪の毛の先端に 1 万個以上を収めることができます。SPECS には、Boeing 787 Dreamliner の窓にも採用されている先進技術が使われており、エレクトロクロミックレンズはわずか 10 秒で透明な状態から着色状態へと滑らかに切り替わります。

あらゆる設計上の判断は、ひとつの考え方に基づいています。それは、テクノロジーは自然に感じられるべきだということです。SPECS は、現実世界を置き換えるために作られたものではありません。現実世界との関わりをより深めるために作られています。


その瞬間に役立つ


拡張現実の可能性とは、あらゆる場所にスクリーンを配置することではありません。その瞬間に役立つ形でコンピューティングを活用できるようにすることです。

例えば街を歩いているときに、必要な場所へ案内を表示したり、メジャーを取り出すことなく空間を計測したり、プロジェクトに取り組みながら答えを探すために作業を中断することなく AI の支援を受けたりすることができます。それこそが、拡張現実を特別なものにしている理由です。

SPECS は、ほぼあらゆる場所をワークスペースへと変えることもできます。周囲の人々や環境への意識を保ちながら、画面を表示したり、コンテンツをストリーミングしたり、ホワイトボードを開いたり、他の人と共同作業したりすることができます。そして、拡張現実は本質的にソーシャルな体験であるため、SPECS はこれまでにない新しい共有体験を可能にします。

デベロッパーはすでに SPECS 向けに数百もの Lens を開発しており、スクリーンでは実現できない共有体験を生み出しています。たとえば、パッティングラインを読み取る体験や、Drum Kit でドラムセット上にインタラクティブなレッスンを重ねて表示する体験、さらには目に見えない力を可視化する Vector Fields のような教育ツールがあります。

人々が初めて拡張現実について耳にするとき、多くの場合、既存のソフトウェアが目の前に浮かんでいるようなものを想像します。しかし、私たちはその可能性ははるかに大きいと考えています。人々の学びを支える体験もあれば、仕事を支援する体験もあり、創造を後押しする体験もあれば、純粋に楽しむための体験もあります。そして、その多くはまだ想像すらされていません。

世界を理解するために設計


拡張現実を自然なものにするためには、デジタル体験が私たちの周囲にある現実世界を理解する必要があります。そのため、SPECS には 2 基の Snapdragon プロセッサーが搭載されています。1 基はコンピュータービジョン専用、もう 1 基は Lens の実行専用です。

この 2 基のプロセッサーにより、高速なハンドトラッキング、低遅延、そして応答性に優れたインタラクションが実現され、デジタルコンテンツが現実世界にしっかりと存在しているかのように感じられます。SPECS は、先進的なロボット計測システムによって検証された、7 ミリ秒のモーション・トゥ・フォトン遅延を実現しています。

SPECS は、オーディオおよびビデオ再生、Lens、AI アシスタンス、Bluetooth 通知などを含む混合利用環境で、最大 4 時間のバッテリー駆動時間を提供します。付属の充電ケースを使用すれば、外出先でもさらに 4 回の充電が可能で、混合利用で合計最大 20 時間使用できます。

私たちは、この瞬間を実現するために 10 年以上にわたって取り組んできました。その過程で、デベロッパーツールやオペレーティングシステムから、ディスプレイ、光学技術、コンピュータービジョン、ハードウェアに至るまで、拡張現実を支えるあらゆる技術スタックに投資してきました。また、その取り組みの一環として、SPECS の開発を通じて 7,000 件を超える特許を出願しています。

新しいコンピューターを生み出すには忍耐が必要ですが、ハードウェアはまだ始まりにすぎません。


デベロッパーのためのプラットフォーム


あらゆる重要なコンピューティングプラットフォームは、人々がその上で何を構築したかによって価値を持つようになりました。PC が意味のある存在になったのは、デベロッパーがソフトウェアを構築したからです。Web が意味のある存在になったのは、デベロッパーが Web サイトを構築したからです。スマートフォンが意味のある存在になったのは、デベロッパーがアプリを構築したからです。私たちは、拡張現実も例外ではないと考えています。

過去 1 年半の間に、私たちは 40 を超える新機能や API を含む 10 回の Snap OS アップデートを提供してきました。デベロッパーはすでに SPECS 向けに数百もの Lens を公開しており、本日さらに多くの開発を支援する新しいツールを発表します。

私たちは、Claude Code、Codex、Cursor においてデベロッパープレビューとして提供を開始することで、Lens Studio で SPECS 向け Lens を開発するためのエージェント型開発を導入します。また、SPECS Spatial Benchmark、Migration Agent、そしてデベロッパーが独自のコードやライブラリを Lens Studio に取り込める新しい Native Development Kit も発表します。

AI が拡張現実にまったく新しい可能性をもたらす中で、デベロッパーが次にどのようなものを生み出すのか、私たちはとても楽しみにしています。


あなたが見ているものを理解する AI


AI は文脈を理解できるほど、その有用性を高めます。SPECS では、AI はテキストボックスの中だけに限定されません。AI はあなたが見ているものを理解し、何を達成しようとしているのかを把握し、その瞬間に必要な支援を提供できます。

その結果、必要な場所に的確なガイダンスを表示したり、情報を周囲の物体や場所と結び付けたり、現実世界の変化にリアルタイムで知的に反応する体験をデベロッパーが構築したりすることが可能になります。

私たちは、AI と拡張現実は自然な組み合わせだと考えています。なぜなら、そのどちらも人々が身の回りの世界をより深く理解し、より豊かに関わることを支援するからです。もちろん、このようなテクノロジーは、人々の信頼があってこそ成り立つものです。


プライバシーを設計の出発点に


プライバシーは、Snap が創業当初から大切にしてきた設計原則のひとつです。

SPECS は、その仕組みが分かりやすく伝わるように設計されています。機密性の高い情報にアクセスする前には明確に確認を求め、録画中は LED インジケーターが点灯します。SPECS はデバイス上での処理を優先し、保存、同期、共有、削除される情報を利用者自身が管理できるようにしています。

人々は、どのような情報が利用されているのかを理解し、自らの体験をコントロールできなければなりません。信頼は後から付け加えられるものではなく、最初から組み込まれていなければならないのです。


創造性がテクノロジーを前進させる


私たちが長年をかけて学んだことのひとつは、テクノロジーは創造性豊かな人々によって予想もしない形で活用されたときにこそ、本当の価値を持つということです。

そのため私たちは、スティーブン・マイゼルが撮影し、ジミー・バトラー、イモージェン・ヒープ、ホヨン、ジャック・ハーロウ、そしてカイア・ガーバーを起用したグローバル SPECS キャンペーンを開始します。各 Visionary は Snap と協力しながら、この秋に公開予定の新しい SPECS 体験を構想しており、創造性、自己表現、その瞬間への没入感、そして遊び心を支える体験を生み出しています。

今年後半にさらに詳しい内容をお届けできることを楽しみにしています。

今すぐ SPECS を予約


本日より、SPECS.COM にて SPECS の予約注文を受け付けています。価格は 2,195 ドルで、200 ドルの返金可能なデポジットが必要です。

SPECS は今秋、米国、英国、フランスでの出荷を予定しています。

私たちは長年にわたり、人々が世界を体験する方法とより自然に調和するコンピューティングのあり方を追求してきました。今日は、その未来に向けた重要な一歩です。

私たちは、優れたテクノロジーは人々を人生から引き離すものではないと考えています。それは、人々が人生をより豊かに生きることを支えるものです。

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