2026年6月16日
2026年6月16日

Snap、SPECS デベロッパー向けの新ツールを発表

ゼロから開発を始める場合も、すでに制作したコンテンツを活用する場合も、新しい Lens Studio のツールによって SPECS 向けコンテンツの制作がこれまで以上に簡単になります。

本日 AWE で、私たちは SPECS を発表しました。SPECS は、現実の暮らしのために設計された新しいコンピューターであり、シースルーグラスに組み込まれています。SPECS は拡張現実のためにゼロから設計されており、コンピューティングをポケットの中から、人々が実際に生活する現実世界へと広げます。

この変化は、デベロッパーにとって大きなチャンスを生み出します。スマートフォンアプリを新しい画面向けに適応させるのではなく、周囲の空間を理解し、その場の状況に応じて反応する、実用的で、共有できて、遊び心があり、驚きに満ちた体験を構築できます。

そして私たちは、そうした体験をこれまで以上に簡単に開発できるようにしたいと考えています。

Lens Studio は、もともと Snapchat の Lens を制作するためのツールとしてスタートしました。現在では、現実世界とつながる没入型 AR 体験を開発するための強力なデベロッパー向け環境へと進化しています。過去 1 年半の間に、私たちは 40 を超える新機能や API を含む 10 回の Snap OS アップデートを提供し、デベロッパーはすでに SPECS 向けに数百もの Lens を公開しています。

そして今回、アイデアの検討段階から、実機でのテスト、既存プロジェクトの移行、さらにはビジネスの構築まで、デベロッパーがよりスピーディーに開発を進められるよう、新しいツールとプログラムを導入します。


エージェント型開発のための新しいフレームワーク

まず、Lens Studio で SPECS 向け Lens を開発するためのエージェント型開発のデベロッパープレビューを提供開始します。

これにより、Lens Studio のエージェントとスキルを、Claude Code、Codex、Cursor など、デベロッパーがすでに利用している AI ツールに統合できます。アイデアの検討、プロトタイプ作成、テスト、デバッグ、最適化、公開、さらにはリリース後の体験改善まで、開発における反復的で重要な作業を支援します。

デベロッパーは提案内容を確認し、クリエイティブな方向性を導き、最終的な判断を下すことで、引き続き主導権を維持できます。


空間 AI のための新たなベンチマーク

また、AI モデルが現実世界の空間タスクでどのような性能を発揮するのかをデベロッパーが理解できるよう、SPECS Spatial Benchmark を公開します。レイアウトや座標、オブジェクト同士の関係性の推論、さらにはデジタルコンテンツが現実世界にどのように反応すべきかといったタスクを対象としています。


既存プロジェクトを SPECS へ移行

既存のプロジェクトを持つチーム向けに、その成果を SPECS へ移行するための新しい方法を提供します。Migration Agent は、プロジェクト構造やビジュアルコンポーネント、シーン設定を Lens Studio ネイティブの構造へ変換することで、Unity などのツールから Lens Studio へのプロジェクト移行を支援します。

また、新しい Native Development Kit により、デベロッパーは C および C++ のコードを直接 Lens に組み込めるようになります。これにより、空間マッピング、物理シミュレーション、オーディオ、ネットワーク、ナビゲーションなどの分野で、パフォーマンスが重要な既存資産を再利用できます。

パートナー企業はすでにこれらのツールを活用しています。Niantic Spatial は、NDK を通じて VPS を SPECS に導入し、没入感のある現実世界体験を実現しています。また、Mapbox は 2 時間足らずで Navigation Engine の移行を完了しました。

ローンチ時には、Commerce Kit によって Lens 内での購入やサブスクリプションが可能になり、デベロッパーは実際のビジネスを構築できるようになります。


SPECS Developer Program に参加しよう

デベロッパーは SPECS Developer Program に参加し、本日から新しい Lens Studio のエージェントとスキルを活用した開発を始めることができます。また、世界各地の Snap スタジオでSPECS 上のテストを行うために、最高の Lens プロトタイプを応募することもできます。これにより、アイデアが実際のハードウェア上でどのように機能するかを確認し、体験を磨き上げ、次世代コンピューティングに向けた準備を進めることができます。

皆さんがどのようなものを生み出すのか、今からとても楽しみです!

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